先にうまれて、先にしぬ。

さいきん小学校で働き始めたペーペーです。理科が得意でよく任されます。

アルコールの爆発実験【理科小ネタ】

おはよーございます。

 

小学校で頑張っています。

 

 

みなさん、これを使ったことがありますか?

 

 

小学校の時に使いましたよね?

 

この中身のアルコールを

爆発させる実験をご存知でしょうか?

 

 

手軽にできる理科実験を紹介します!

 

1.手順

準備するもの

・燃料用アルコール

・アルミ缶

・きり

・ライター

・紙コップ

 

①アルミ缶の下部に、きりで穴を開けます。

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②アルミ缶の中に燃料用アルコールを入れます。

 2~3mLほどです。

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成分はこんな感じです。

大体のものはメタノールが主成分です。

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③よ~く振ります。

 穴は指でふさぎながら10秒程度振りましょう。

 アルコールが手に着きますが、水で洗いましょう。

 振り終わったら、中身のアルコールを捨てましょう。

 

④紙コップをかぶせましょう。

 奥まで押し込みすぎないようにかぶせます。

 10秒ほど待ちましょう。

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⑤先ほどあけた穴に火を近づけましょう。

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ブォンッ

と、勢いよく紙コップが飛び上がります。音もすごい。

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2.原理

これはアルミ缶の中に充満した

 

・気体のアルコール

・細かい粒になったアルコール

 

を燃焼させることで

 

大量の二酸化炭素と水蒸気”を、せまいアルミ缶の中で発生させます。

 

行き場を失った気体たちは上にかぶさっているコップを

ものすごい力で押しのけます。

 

ちなみにですが、

この仕組みは車のエンジンと同じです。

 

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https://studyphys.com/heat-engine/

 

ガソリンを爆発させて、ピストンを動かしています。

 

3.まとめ

安全面の懸念としては

 

①着火する時に、アルコールが手や衣服に付着していないかどうか

②紙コップが飛んだあと、アルミ缶に残ったアルコールが燃えているままになる場合

③実験終了後すぐはアルミ缶が高温であること

 

このあたりに気を付けていれば、小学生でも実験は可能です。

 

簡単に手に入るもので実験ができますので

ぜひとも試してみてください!