体温チェック表は必要か?【教員の負担】
おはよーございます。
小学校で働いています。
新型コロナウイルスの影響により、学校現場では様々な業務が増えました。
その中の一つに
体温チェック表
があります。
毎朝、体温を測ること自体は絶対に必要なことですが
これがなかなか大変なんです。
簡単に言うとコスパが悪い
今回の記事では、そんな
体温チェック表について
書いてみたいと思います。
1.体温チェック表とは
こんな感じのものです。
子どもが登校前に、体温を測定し
・体温
・体調
・保護者のサイン
を記入し、提出します。
これを担任が確認し、ハンコを押して
返却します。
これだけ聞くと大した事ない業務なんですが
なかなか難儀なんです。
2.めんどくさいポイント3つ
●忘れてくる子
「体温チェック忘れました」
と言ってくる子は必ずいます。
忘れた子に対しては、朝のうちに体温を測定します。
このピッってやるやつですね。
忘れる子は高学年に多く、何日も連続で持ってきません。
学校で測ることが当たり前になっていきます。
さらに、宿題と違って指導がしづらいと思うのです。
保護者のサインが必要な以上、その子だけの問題でもないんです。
結局はご家庭の意識レベルの差が出てきます。
●捏造する子
50日連続で36.5℃を書き続ける子もいます。
いやいや、ほんまか?
かといって毎日バラバラでも、
本当に計測した値なのかはわかりません。
さらに、親のハンコを勝手に押している場合もあります。
留守番に慣れている子は、宅配便の受け取りもやっていますし
ハンコの場所なんて当然知っているのでしょう。
自分が子どもの時もそうでした。
●そもそも業務の量が多い
①体温チェック表を集める
②未提出者を確認する
③未提出者の体温を計測する
④未提出者への指導
⑤体温チェック表へハンコを押す
⑥体温チェック表を返却する
これが毎日、朝の慌ただしい時間に
追加されたわけです。
これが無くても宿題の確認や、その他提出物の回収
トラブルへの対応、職員朝礼など
朝の8時ごろはバッタバタなんです。
3.そもそも
朝の時点で体温が37.7℃とかやったら
休むやん
体温チェック表に37.5℃以上の数字を
見たことが無いです。
体温チェック表の習慣によって
熱があることに気づくかもしれませんが
それなら毎日の提出じゃなくていいでしょう。
むしろ提出させなくてもいいのでは。
4.まとめ
体温チェック表は子どもの体温を、担任がしっかりと把握することはできます。
しかし、業務量に見合ってません。
朝は元気でも昼から急に具合が悪くなる子だって
居ますよね。
意味が0だとは言いませんが
この業務に見合ったリターンは少なすぎませんか??
真面目に体温チェックをしている家庭なんて
そんなに多くないですし、形骸化しています。
ご家庭の負担でもあり、教員の負担でもあります。
せめて、Googlefoamでスマートフォンから
回答可能なようにするとかして欲しいです。
よっぽど保護者のハンコより信頼できますし
紙よりもセキュリティの面で優れているでしょう。
と、思う今日この頃でした。
ありがとーございました。