【小6理科を教えるなら】意外と身近なアルカリ性 4選
おはよーございます。
小学校で働いています。
小学校6年生の理科では「水よう液の性質」
という単元があります。
そこで、酸性・アルカリ性を調べる実験があるのですが
アルカリ性で身近なもの
って少なくないですか?
酸性のものを探すのは”酸っぱそうなもの”を頼りにすると
簡単に見つかるんですが
アルカリ性のものといえば
石鹸や洗剤などしか思いつきませんよね。
この記事では、
簡単に入手できる、意外なアルカリ性を紹介します!
ぜひ、理科の実験にご活用ください!
1.こんにゃくの汁
スーパーで売っているこんにゃくの汁はアルカリ性です。
しかも結構、強いです(pH11くらい)。
こんにゃくは、コンニャク芋を水酸化カルシウムで煮詰めてつくります。
なので、浸っている汁はアルカリ性になっています。
コンニャクを調理するとき、アク抜きをしますよね?
あれでアルカリを取り除いています!
(ぼくはコンニャク嫌いですので知りませんが)
ちなみに、水酸化カルシウムを水に溶かして置いておくと
石灰水になります。
2.中華麺
スーパーで売ってる黄色のやつです。
こちらもアルカリ性です。
中華麺の基本的な作り方は
小麦粉にかん水を加えてつくります。
かん水とは炭酸ナトリウムと炭酸カリウムの混合物で
アルカリ性を示します。
これによって小麦粉のたんぱく質と反応して
プリっと感が出ます(収斂作用)。
ちなみに、かん水を使わなかったらうどんになります。
3.虫(蚊)刺され薬
ムヒとかあのへんです。
蚊は血を吸うときに、麻酔薬を注入します。
それによって気づかれずに吸いつつ
我々にかゆみを残していきます。
この麻酔薬が酸性なのです。
なので、それを打ち消すアルカリ性の医薬品として
虫刺され薬が活躍します。
ちなみに、麻酔薬を取り除いた蚊に吸わせる実験をしたところ
めっちゃ痛かったそうです。
4.涙
身近ですが、用意する難易度は高いかもしれませんね(笑)
授業中に、先生が泣いて実験するのも
面白いかもしれません!
ただ、弱いアルカリ性なので
リトマス試験紙に反応しない可能性もあるのでご注意を!
5.まとめ
いかがだったでしょうか。
水酸化ナトリウム水溶液やアンモニア水などもいいですが、
身近なもので実験してこその
小学校理科かなと思っています。
ぜひ試してみてください!
ありがとーございました。