子どもが全員iPadを持つことの不安に答えます【GIGAスクール構想に向けて】
おはよーございます。
小学校で教えています。
文部科学省がこんなことを言っています。
文部科学省HPより
簡単に言うと、
子どもが1人1台ずつ、タブレットなどの端末を持って
これからICT教育もりあげていこうぜ!
とのことです。
私が働いている小学校では、数年前から
子どもが1人1台iPadを所持し、授業・家庭学習に用いています。
先生も1人1台ずつ所持しています。
やはり、
問題もたくさん発生しますが、
非常に便利です。
先輩が授業ように作ったkeynote(パワポみたいなもの)のデータを、
Airdropでもらって授業したり。
児童会選挙をGooglefoamを使ってすぐに集計できたり。
すぐにではないでしょうが、確実に学校現場に広がっていくと思います。
この記事では
・小学生でタブレットを渡して大丈夫?
・指導やら対応やら大変なんじゃないの?
という不安を少しでも解消できたらと思って書きたいと思います。
実践例を全て書くと大変な量になりますので
・子どもへの指導
という観点に絞りたいと思います。
よろしくお願いします。
1.タブレットの位置づけ
「休み時間はずっとiPadを触ってしまうのではないか」
「授業で使っても、こっそりゲームなどをしてしまうのではないか」
これらを解消するためには、子どもたちに
「タブレットは文房具です」
と、明確に伝えます。
その上で、ルールを設定していきます。
・先生の指示が無いときは使いません
・学習に不要なものを保存しません
・人を傷つけるようなことをしません
このあたりは各学校の実態に合わせて設定すれば良いかと思います。
とりあえず自分の勤務校では、
休み時間にタブレットをずっと触る子はいません。
授業と関係ないことをする子は居ますが、指導できる範囲内です。
2.タブレット内のデータ
「写真ファイルに漫画やアニメのデータを入れて持ち込むのではないか」
「悪質な編集をした写真をつくったりしないか」
正直なところ、これらは発生します。
しかし、発見することは可能です。
iPadの場合、IDとパスワードをこちらで管理しておくことで、
教師用のパソコンからいつでも内部のデータは閲覧可能です。
「iCloud」で検索!
スクリーンショットを撮って、証拠を突き付けて
指導することが可能です。
ここまでするのがめんどくさかったら、直接子どもに
「いま、この場で見せて^^」
と、伝えて目の前で確認することも多いです。
3.破損・紛失のトラブル
「落として壊れたらどうするか」
「なくした場合はどうするか」
破損に関しては、学校規模で導入する際は保険がありますので
そちらで対応してもらえます。
子どもが使うことを想定した保険なので、バキバキに画面が割れても
保険適用でキレイになって返ってきました(笑)
紛失は、iPadの場合は
「iPhoneを探す」(iPadですが)
の設定をしておくことでなんとかなります。
4.まとめ
タブレットの導入によって、問題は絶対に発生します!
これは断言できます。
ただ、その問題の本質は現代と変わっていません。
媒体が変わっただけです。
アニメの画像をデータに入れるのは、
漫画を持ってくるのと同じです。
友達の悪口を書いたものをデータに入れるのは、
紙に書いているのと同じです。
タブレットは道具ですので、発生する問題も、
手段が変わっただけです。
日々、様々な問題に対応している先生方であれば、
大したことありません。
それよりも、
かたくなに、ICT教育に拒否反応を示す
年配の先生方のほうが、対応がめんどくさいと思います(笑)
ありがとーございました。