児童がiPadを持つことで起こった指導案件3選【1人1台タブレット導入校より】
おはよーございます。
小学校で奮闘しています。
GIGAスクール構想なんてものが文科省から打ち出されているわけですが
近い将来、どこの学校でもこのような環境が整備されて
いくことかと思います。
私の勤務校では、数年前から
児童1人1台のタブレットを導入し、実践しています。
今回の新型コロナウイルスによる休校措置で、
Zoom授業、Google class roomによる課題配信などで
様々な対応をとることが出来ました。
しかし、便利なのは間違いないのですが
今まででは起こりえない問題もたくさん起こっています。
今回の記事では、
児童がタブレットを持ったからこそ起こる問題の中でも
実際に合った指導案件を3つ紹介したいと思います!
※特定を避けるために多少のフェイクを入れています。
1.写真フォルダに漫画のスクショ
タイトルの通りです。
鬼滅のなんとかです。
漫画のスクショを大量に写真フォルダに隠し持ち、
それをAirdropで拡散するというものでした。
いや、普通に犯罪やで?それ。
全く別の児童のタレコミがあったので、
すぐに管理者権限でサインインし、
写真フォルダを確認して発覚しました。
定期的にチェックしなければと思いました。
「いつでも君たちのiPadは確認できるんですよ」
とは伝えているんですけど・・・なぜ・・・・
2.授業中にゲーム
アプリの取得にはフィルタリングをかけているので
ブラウザで出来るゲームをしていました。
もちろん、ブラウザにもフィルタリングをかけているので、
ブラウザのゲームはできないようにしています。
しかし、子どもの執念を侮るなかれ。
彼らはあの手この手でフィルタリングの網を抜けてきます。
あるものは広告バナーから飛び、
あるものは更新ボタン連打で別の検索エンジンサイトに飛び、
あるものはAppStoreのレビューから飛び・・・・
いや、ハッカーかよ。
将来有望やな。
このような裏技は日々、発見されます。
こちらも業者と対応しますが、いたちごっこです。
しかし、子どもにとって裏技というのは
教えたくなるもの
なのです。
すぐに広まり、御用となります。
むしろ、大人のセキュリティレベルを上げてくれます(笑)
3.悪質なコラ画像作り
keynoteやPowerPointで資料をつくる要領で
友達の写真にデジタルで落書きをしていました。
う〇ことかお〇っことかなら笑えますが、
尊厳を傷つけるような言葉を書いているパターンもありました。
このような悪質画像に関しては、
第3者に見せるよりも、自分でつくって満足する
ケースが多かったです。
いじめ目的よりもストレス発散の目的でしょうか。
丁寧に話を聞いていくと、
でっかいものを抱えていたりします。
4.まとめ
いかがでしたか?
指導案件を3つ紹介しましたが、どれも
ツールが変わっただけ
ではないでしょうか?
300年前に比べて、
刀での殺人事件は減りましたが、
包丁での殺人事件は増えましたよね。
どんだけデジタル化しようとも、
大人も子どもも、やってる本質は同じかなと思います。
ありがとーございました。