新米教師が感じる 教員という”不安定”な職業
おはよーございます。
小学校で働いて数年、まだまだ新人のペーペーですが楽しく仕事をしています。
子どもと過ごすのは楽しいし、職場の人も優しいし、給食は美味しい。
鼻水が服についたり、ゲロの処理はめちゃくちゃ嫌。
こんな僕ですが、とある不安が常に頭の中をつきまとってしまいます。それは、
「このまま教師を続けていくのか」というものです。
仕事そのものは楽しい、でもこのままで良いのだろうか・・・?という
モヤモヤした気持ちについて徒然なるままに考えてみました。
今回は「教師という職業は安定しているのか」という点について書いてみます。
1.教員採用試験
公立の学校で働いている教員の多くは、各自治体が行う教員採用試験に合格した公務員です。なので、多くの人は定年退職まで安定して雇用されるでしょう。
教員採用試験の倍率もかなり下がっていますので、都市部を避ければかなり高い確率で合格できます。
受験者数は減っているのに、採用者数は増えていますよね。みんな辞めていくんでしょうね。
仮に試験に合格できなくても講師(常勤と非常勤がある)として働くことができます。慢性的な人手不足なので、明日から来てくださいなんてのもあります。今はどうやってまわしてるねんって感じですが。
講師は各自治体に登録すれば直接連絡があります。
(「〇〇小学校で4月から働きませんか」「週3日、副担任でどうでしょう」みたいな)
2.少子高齢化
とりあえず見てくださいこのグラフ・・・・
きれーな下がりっぷりですね。。。。
世界的に少子化は進んでいますので、日本だけの問題では無いですが。
これから何十年かのスパンで、考えられることとしては
①学校に通う子どもが減少
②先生一人あたりが受け持つ子どもが減少
③建造物としての学校はそのままなので、維持費はこれまで通り
④先生の給料が見直され、減少
少子化が進んでいくと、労働人口が減って税収も下がります。
さらに国の予算も限りがあります。
その中でどれだけ教育に予算を投じるのか。
子どもが減っているのに教員の給料が上がっていく未来が見えないですよね。
3.学校の評価ってできる?
「昔は1クラスに40人以上いたんやぞ!」といった
過去の栄光にすがる年配の人からしてみれば、今の少子化の現状でクラスの人数が
減っているのは”楽になった”と捉えられるでしょう。
本当は英語やらプログラミングやら安全管理やら、もろもろの業務は増えています。
しかし、教員の仕事は客観的な評価ができないんですよね。
一般企業であれば売上高、純利益などで成果が可視化されますが、公教育においては
そういった数字などの客観的なデータが出せないんです。
その結果、不当な評価がされて予算が下げられて、教員になる人も減って、教育の質も下がって・・・・
だれか教育現場を正当に評価する仕組みをつくってください。
まとめると
教員はこれから安く買い叩かれる職業になりそうで悲しい。
でも、毎日の仕事はホントに楽しい。
ありがとうございました。