大根は生きていますか、死んでいますか?
おはよーございます。
小学校の先生をそれとなくやっております。
「スーパーで売られている状態の大根は生きているのでしょうか、
死んでいるのでしょうか。」
6年生の子どもたちに問いかけました。我ながら良い感じの授業ができたので、当時の写真とともに共有させていただきます。
9割以上が「生きている」
と答えました。もちろん「死んでいる」と答えた子もいました。
続けて問いかけました。
「では、それを確かめるためにはどんな実験をすれば良いでしょうか。」
この問いかけにもいろいろな回答がありました。
「袋に何分かいれて、石灰水をいれる!白く濁ったら呼吸している!」
「断面にヨウ素液をつけてでんぷんがあるか調べる!」
「食べて美味しかったら生きている!」
子どもの回答ってなんでこんなに面白いんでしょうか。チョコも美味しいから生きてんのかとツッコミたくなる。
ここでもう一つ問いかけました。
「そもそも生きている、死んでいるは何をもって判断する?」
この問いかけにも
「呼吸しているかどうか」 「光合成するかも」
いろいろ挙がってきましたが、中でも子どもたちの支持を集めた案が
「もう一回土に植えて、大きくなったり葉が伸びたら生きている」
というものでした。
そこでさっそく
植えました。タマネギ、ニンジンもついでに。子どもたちは
「のびるかな?」「おおきくならへんかなー」「終わったら食べていいの?」
そんなにお前は大根が好きか?
今度の給食で筑前煮が出たらめっちゃ大根いれてやるからな。
とか思いながら月日は流れ・・・
3日後 ちょっともっさり
7日後 さらにもっさり
3週間後のニンジンはとんでもないことになり、子どもたちもちょっと引いてました。
タマネギもすごいことになっていたんですが写真とれてませんでした・・・
先端に花まで咲いたんですよ・・・ほんとです・・・
実験の結果から、
スーパーで売っている状態の大根を土に植えなおすとまた成長する。
つまり生きている。
「リボべジっていう言葉が最近はやっています。帰ったら調べてみてください。
そして他の野菜でも挑戦してみましょう。」
まとめると
こんな感じでスーパーの大根が生きているという授業をやってみました。
正直、低学年でも全然できそうな気がします。
この授業が終わってからサツマイモ、ジャガイモ、レタス、アボカド、
小松菜など様々な野菜で子どもたちは挑戦していました。
そんな彼らにしつこく言いました。
「ちゃんと収穫してたべーや!」
ありがとうございました。