学級開きをした数日後にクラス目標とか決まらん【責任の押し付け】
おはよーございます。
小学校で働いています。
教員の皆さんはクラス目標って掲げていますか?
・メリハリのあるクラス
・最後まであきらめないクラス
・笑顔があふれるクラス
いろいろあると思います。
自分はどうしても、
クラス目標というものが苦手なんです。
大切なのはわかっているんですが・・・
年初の学級目標づくりが苦手
— さなぎ先生 (@sakinishinu) 2020年11月10日
どんなクラスにしたい?ってクラス替えの数日でイメージできるものだろうか。諦めないとか笑顔とか定番のそれっぽいやつを出させる、言わせるのが歯痒い。2週間以上経たないと実感わかないのでは、、、
思ったより反響がありましたので
クラス目標について
自分の経験談と、来年度つくるならこうしよう!
について書いてみたいと思います。
1.いつ作るか?
初任の時に先輩から言われたのが
「1週間以内につくるんやで」
でした。
右も左もわかっていない自分は、子どもの意見を
吸い上げながらそれっぽいクラス目標をつくりました。
”なんでもがんばって楽しいクラス”
のようなものをあいうえお作文にするという
2万回くらいコスられたものでした(笑)
この時に思ったのが
・発言できる子どもに限りがある(リーダーシップのある子たち)
・そもそも新生活がスタートしたばかりなのに目標(ゴール)をイメージできるのか
・「頑張る」「あきらめない」などの抽象的な表現
にムズムズしてしまいました。
2.目標、覚えている?
子どもに聞いても
「う~ん、なんだっけ?」
が半分以上でした(体感で)。
4月の初めに考えたことですから、すぐ忘れますよね。
浸透させるための手立てとしては
①時間をかけて目標を考える
②掲示物を工夫する
③日々の指導に取り入れる
が考えられます。
しかし、全員の意思を反映させるのも難しいし
クラス目標の必要性を感じさせるのも難しいです。
3.責任の押し付け合い
クラス目標をめぐる、一番のいやな所です。
例えば
●子どもが授業中に騒いでると
「クラスの目標でメリハリって決めたよね?」
「君たちが決めたのに破るの?」
●困っている子がいるときに
「”助け合い”は?」
「みんなで目標決めたよね?」
のように、
教師側の指導ツールとして消費してしまうことに
疑問が残ります。(完全に自分が悪いんですが)
子どもに決めさせるが故に
子どもに責任を持ってもらうことになります。
大切な経験だとは思うんですが
「わたしはそんなん思ってないのに」
って感じる子もいるんだろうな・・・
4.来年度への提案
①学級目標は時間をかけてつくる
これには2つの意味があります。
期間を長くとること
時期を後にずらすこと
新生活になじむ中で感じた課題をぶつけてほしいですし、
みんなが大切にする目標なら、ゆっくり決めたいです。
②教師の願いと子どもの目標をわける
このクラスのルールとして、先生が譲れないポイントは
トップダウンで良いと思います。
それと、子どもが考えるクラス目標は
分けた方が混乱が少ないと思いました。
記事を書いていて、以上の2点を考えてみました。
検索してみると、いろんなクラス目標の作り方があって
素敵なものもたくさんありましたので
最後に紹介して終わりたいと思います。
ありがとーございました。