先にうまれて、先にしぬ。

さいきん小学校で働き始めたペーペーです。理科が得意でよく任されます。

日本にいたオオカミ【絶滅とは何か】

おはよーございます。

小学生と毎日たわむれています。

 

 

みなさん、日本には様々な野生動物がいます。

イノシシシカを見かけたことはありますか?

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Wikipedia

 

では、日本に野生のオオカミはいると思いますか?

 

答えは 昔はいたが今はいない です。

 

なぜ今はいないのか?いなくなってどうなったか?

について書いていこうと思います。

 

今回のお話は6年生の理科”食物連鎖”

の学習で役立ちます!教材にぜひ!

 

 

1.ニホンオオカミ          

 

日本の固有種で、1900年代の初めごろに絶滅し

環境省が定めるレッドリストに絶滅種として登録されています。

 

 

本州・紀伊半島(和歌山)・九州に分布し、シカやイノシシを

捕食していました。

 

しかし、狩猟銃の普及や狂犬病などで生息数が急激に減少し

人為的な理由で絶滅しました。

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Wikipedia

オオカミともあって、危険性も高く、人間はおそれていました。

 

なので、当時の人たちは、ニホンオオカミの絶滅は

願ったりかなったりだったことでしょう。

 

2.絶滅の後             

 

ほっとしたのも束の間、オオカミに襲われる心配こそ

無くなったものの、ある問題が出てきました。

 

それは、シカやイノシシの急増です。

news.yahoo.co.jp

 

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農林水産省HP

もともとオオカミが食べていた野生動物は

天敵がいなくなったことで大繁殖しました。

 

当時の猟師はガンガン捕まえては

商店に卸して、みんなで食べる。

というのが成り立っていたのですが

猟師の数は年々減少して、シカの数は増加しています。

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EICネット

結果は想像の通り

 

シカを捕獲することができなくなり

 

シカの数が増え、流通も途絶えると消費もされにくくなる。

 

悪循環ですね。

 

3.結局               

人間が自分たちのためにオオカミを絶滅させたのに

 

人間がオオカミの代理を務め

 

それも人手不足でままならなくなり

 

シカやイノシシに畑を荒らされてしまう

 

なんということでしょう。

 

 

まさに食物連鎖の関係がそのまんま、100年前の日本で

起こっていました。

 

 

目の前の利益だけを追い求めるとダメですね。

って絵本みたいなオチですね。

 

 

 

 

最近ではちょっとずつ狩猟免許を取る人が

増えてきているそうです。僕の友人もとっていました(笑)

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農林水産省

 

ぜひ、副業に猟師、いかがですか?

hadatomohiro.com

 

ありがとーございました。