日本にいたオオカミ【絶滅とは何か】
おはよーございます。
小学生と毎日たわむれています。
みなさん、日本には様々な野生動物がいます。
イノシシやシカを見かけたことはありますか?
では、日本に野生のオオカミはいると思いますか?
答えは 昔はいたが今はいない です。
なぜ今はいないのか?いなくなってどうなったか?
について書いていこうと思います。
今回のお話は6年生の理科”食物連鎖”
の学習で役立ちます!教材にぜひ!
1.ニホンオオカミ
日本の固有種で、1900年代の初めごろに絶滅し
環境省が定めるレッドリストに絶滅種として登録されています。
本州・紀伊半島(和歌山)・九州に分布し、シカやイノシシを
捕食していました。
しかし、狩猟銃の普及や狂犬病などで生息数が急激に減少し
人為的な理由で絶滅しました。
オオカミともあって、危険性も高く、人間はおそれていました。
なので、当時の人たちは、ニホンオオカミの絶滅は
願ったりかなったりだったことでしょう。
2.絶滅の後
ほっとしたのも束の間、オオカミに襲われる心配こそ
無くなったものの、ある問題が出てきました。
それは、シカやイノシシの急増です。
もともとオオカミが食べていた野生動物は
天敵がいなくなったことで大繁殖しました。
当時の猟師はガンガン捕まえては
商店に卸して、みんなで食べる。
というのが成り立っていたのですが
猟師の数は年々減少して、シカの数は増加しています。
結果は想像の通り
シカを捕獲することができなくなり
シカの数が増え、流通も途絶えると消費もされにくくなる。
悪循環ですね。
3.結局
人間が自分たちのためにオオカミを絶滅させたのに
人間がオオカミの代理を務め
それも人手不足でままならなくなり
シカやイノシシに畑を荒らされてしまう
なんということでしょう。
まさに食物連鎖の関係がそのまんま、100年前の日本で
起こっていました。
目の前の利益だけを追い求めるとダメですね。
って絵本みたいなオチですね。
最近ではちょっとずつ狩猟免許を取る人が
増えてきているそうです。僕の友人もとっていました(笑)
ぜひ、副業に猟師、いかがですか?
ありがとーございました。