新婚旅行に温度計を持って行く男【ジェームズ・プレスコット・ジュール】
おはよーございます。
小学校で奮闘しています。
みなさん、ジュールという科学者をご存じでしょうか?
そうです、熱の単位【ジュール(J)】にもなっています。
あこがれますよね、なってみたいですよね、単位。
今日はそんなジュールはどんな発見をした人なのかと
科学者特有の、クセ強めエピソードを紹介したいと思います!
難しい話は抜きです。難しいので。
1.どんな人生?
1818年、イギリスの生まれたジュールは生まれつき体が弱く
学校にあまり行けませんでした。
家庭教師に勉強を見てもらっていましたが
その中の1人に強く影響を受けます。
そう、ドルトンです。
いや、すごすぎでしょ。だって原子論のドルトンですよ?
高校化学の教科書でめっちゃ前半に出てくる
すごい人。
そら、影響うけますよね。
19歳で家庭教育を終えると、独学で様々な実験を始めました。
大学には行ってない。すごすぎ。
研究に研究をかさねて「熱の仕事当量」についての
発表を学会で行いました。
が、会場の反応はナシ・・・
そもそも無名のジュールで、注目もされていなかったのです。
静まり返る会場
1人、手を挙げて質問する科学者
その人こそ
ケルビン。
いや、まって。単位になった人じゃないですか。
絶対温度【ケルビン(K)】の人じゃないですか。
その質問に、見事に回答し、最大の賛辞が贈られました。
学会で発表したことがある人はわかると思うんですが
発表後に質問が全くないのって本当につらいんです。
そして、質問が来て、うまく返せた時、最高なんです。
「なるほど。。。」「うんうん。」とか、うなずいてるんです。
すごい安堵するんです。
それから科学者として国から認められ、存分に研究し、
多くの功績を残して1889年に亡くなります。
2.ジュールは何を見つけたの?
まずはこの公式をご覧ください。
そうです、ジュールの法則です。
豆電球を電池で光らせると熱くなりますよね。
豆電球(抵抗:R)と電流(I)の条件によって
発生する熱(熱量:Q)が決定するというものです。
中学校2年生の理科で学習します。
もう一つ紹介したいのは熱と力学的エネルギーの関係です。
QuizKnockさんの動画を見れば一発でわかると思います。
簡単に説明すると
水があったかい時・・・水の中の粒が激しく動いている
水がつめたい時 ・・・水の中の粒が落ち着いている
なので、ミキサーでかきまぜたら水の中の粒がぶつかりあって
激しく動き回って温かくなる。
というものです。
この、運動エネルギーが熱エネルギーに変換できるという
エネルギーっていろんなものに変換できる!
と、普及させた科学者の1人なのです。
これも中学3年生の理科で学習しますね。
3.新婚旅行でまさかの?
ジュールはこのように物理学の”熱”にのめりこんでいきます。
新婚旅行で、郊外の滝を訪れました。
そこは美しい景観で、滝の音のみが響いていました。
ふと、かばんをまさぐるジュール
でっかい温度計をとりだすジュール
「水が落ちる前と後で、温度変わるか調べてくるわ!」
「ほな!」
立ち尽くす花嫁
まじシュール
上がる水温
こんな新婚旅行、どうですか?(笑)
さいごに
科学者としての熱意を感じるジュールさんでした。
歴史に名を残す科学者が、バトンをつないでいく
感じが良いですよね。
ほかにもたくさんの功績がありますので、ぜひとも
調べてみてください!
ありがとーございました。